
ガンガンJOKER最新号、無事にゲットできました!
賭ケグルイは、夢子と鈴井の関係性を改めて感じられて萌えただけでなく、ラストでめちゃくちゃビックリする展開があり、読了後、すぐに1ヶ月経って欲しいと感じた次第。
(前回の大集約で夢子VS芽亜里入れて来たくらい衝撃でした)
本ページでは、ガンガンJOKER2020年9月号に収録されている、賭ケグルイ78話「選ぶ女」の内容をまとめております。
ネタバレを多く含んでおりますので、これから読む予定の方・単行本派な方はお気を付けください。
Contents
賭ケグルイ78話の内容をまとめてみた
前回(77話)のおさらい
等々喰定楽乃の提案で戦うことになった夢子は、鈴井を誘い、ギャンブルの舞台へ。
ギャンブル名は『双頭蓮館』
参加者(夢子・鈴井・定楽乃・ユミ)に加え、NPC(ギャンブル用に呼んだ、プレイヤーではなく、駒的な立ち位置)として4人の家畜が参加。
【基本ルール】
全12部屋の中から、好きな所に入る
(同じ部屋に複数が入ってOK)
↓
入室後、各部屋内に1~12の数字がランダムに配信される
↓
一ヶ所に全員が集合。
各プレイヤーは配信された数字を使い、他者と対戦(花競べ)できる
↓
対戦し、負けたプレイヤーはその時点で敗退・脱落
↓
最後の1人になるor全員が終了に合意したら決着
※NPCが勝った場合、ギャンブル自体が無効になる
【特殊行為・献花】
プレイヤーは自分の点数を他人に譲渡できる。
(譲渡されると自身の持ち点+献花の点になる)
(献花をしたプレイヤーの持ち点は0扱い)
献花した・されたプレイヤーは現ターンでの花競べは参加不可。
この行為自体は非公開で行う。
賭け代は参加者全員が持つ票、合計1014票。
勝者が総取り。
すなわち、選挙戦に王手をかけられる状態になります。
NPCの中にはかつて同じギャンブルの舞台に立った蕾がおり、驚く夢子と鈴井。
ローリスク・ハイリターンな状態の鈴井に対して、歪んだ笑みを浮かべる定楽乃。
(双頭蓮館には、綺羅莉の手がそれなりにかかっているので、その点にも思うところがある様子)
不条理なルールに怒りを抱き、定楽乃を案ずるユミ。
まだ、性格面が一切分からない蕾以外のNPC(家畜)の三人を加えたギャンブルが幕開けしたところで77話は締め括られました。

今回(78話)のストーリー
双頭蓮館でのギャンブルが開始され、それぞれが点数付与のため部屋に向かう最中、夢子は鈴井の腕を取り、二人きりになろうとします。
勝利時に貰える票の多さから、ギャンブルを楽しむことはできない、夢子に勝って欲しいけど勝策が思いつかない、だから夢子に従うと話す鈴井。
夢子がその案に首を縦に振ることはありませんでした。
「これまで鈴井さんも私も、全力でギャンブルをした。だから楽しかった」
各自が意志を持ち、対等でありたいと笑顔で頼みこむ夢子を見た鈴井は彼女に承諾し、改めて二人は作戦会議を行います。
このギャンブルで最も重要なのは最高得点である12を取る率を上げること。
そして、仲間を多くあつめ、合計値を多くすること。
勧誘するなら、自由時間のある花選び(部屋を選べる時間)のみ。
その後、夢子がギャンブル開始時にさりげなくアイコンタクトで呼んでいた蕾も作戦会議に参戦。
蕾は夢子たちに協力すると話します。
幸先の良い夢子と鈴井が他のNPC3人を誘おうとしている一方。
定楽乃とユミはNPCたちを確実に裏切らせない形で仲間にする策を話していました。
裏切らない保証としての王道ならば、金銭。
しかし、ギャンブル中にお金を持ちこむことができず、口約束になってしまうため、確実に相手を取り込むのは困難。
この状況で勧誘はできないのではと話すユミに対して定楽乃は
『NPCたちが欲するものを与えれば良い』と答え……
「俺達、NPCも勝つために来てるんだよ」
鈴井と蕾は他のNPC3人に協力を頼みにいくが、全員から断られてしまいます。
大犬新太に至っては、過去にだまされ、利用されて他人を信用できない様子。
NPCたちが断る真意をつかめぬまま、時間は経過し、点数付与・花競べターンに。
夢子は9点。鈴井は4点。蕾は5点。
鈴井が「仕掛けるには危険が多い」と思っていた矢先、夢子はまさかの勝負を挑み……
78話に登場したキャラクター
- 蛇喰 夢子
本作の主人公。鈴井・蕾と組み、ギャンブルに挑む。
鈴井に対して、それぞれが意志を持ちつつ対等でありたいと主張する。
ラストでは定楽乃に勝負を挑む姿が描かれていた。 - 鈴井 涼太
夢子の進む先が見たいという理由で双頭蓮館に参加。
最初こそ、夢子に従うと話すが、「対等・主体的」で協力し合おうと言われ、考えを改める。 - 等々喰 定楽乃
百喰一族の調整を稼業としている少女。
必勝要素であるNPC4人を保証付きで味方につける策をユミに話す。
そのために相手の欲をあぶり出すのが必須だと話すが…
一戦目から夢子に花競べ(対戦)を持ちかけられる。 - 等々喰 ユミ
定楽乃の従者。
NPCたちを仲間につける作戦を定楽乃に話すものの、確実な保証がない状態ではデメリットが大き過ぎると言われてしまう。 - 蕾 菜々美
双頭蓮館のNPC(家畜)の一人。
過去、夢子と同じギャンブルに参加し、卑屈な精神から抜け出せた少女。
夢子・鈴井と組み、他のNPCである女子二人に協力を求めるが断られてしまう。 - 相沢スカル
選挙管理委員の少女。 - 大犬新太、猿ヶ谷麦、雉岡萌
双頭蓮館のNPCとして呼ばれた家畜。
今回、大犬が鈴井からの誘いを『勝つために来ている』という理由で断った流れから、他の二人にも事情がある可能性がある。
【感想】1戦目からまさかの定楽乃VS夢子!どっちが敗退しても先が読めない!!
大犬、お前、エ●同人みたいな目に遭った経験でもあるのか……!?
(鈴井からの勧誘を断る大犬のポーズが完全にソレ系なので是非見て欲しい)
(タイトルは大犬の行動からつけました)
NPCが勝利すると『ギャンブル自体が無効』となるとルールにあるものの、勝つことで何かしらのメリットがあるようなことが判明しました。
シンプルに考えて、脱家畜だと思うに加え、何らかの権限を貰える可能性も?
(今後、学校に高待遇でいれるとか、実家・本人に恩恵が来るとか)
定楽乃が、NPCたちの望む物を提示し(お金はギャンブルの舞台的な意味ですぐに用意不可)味方にすると話していた件、夢子側と定楽乃側が蕾除いたNPCに「貴方の望みを叶えます」と言ったら、権力がある定楽乃の方になびいてしまうのでは?と思うんですよね。
あと、定楽乃は人の欲に敏感と大集約戦の時に描かれていたので、それとなくNPCの欲望を察知して交渉を持ちかけそう。
夢子は夢子で学内の有名人でありますが、複数人の希望を叶えられる権力やバックがある訳ではないので。
(チョイスポーカー戦で得た30億があるけど、それが出てくるとか?でも、定楽乃が言ってた通り、すぐに渡せない意味で金銭的な買収は成功率が低い)
なんて思っていたらまさか、最初から夢子VS定楽乃で戦う締めでビックリ。
だって負けたら片方は選挙戦敗退確定やで!!!
大集約の時も感じましたが、この作品、唐突にビックなバトル詰め込んでくるの本当凄い。
メタ的な推理だと、夢子は以前、陰喰&陽喰戦で毒を盛られ、不戦敗してしまい、芽亜里とバトンタッチした話があるので、同じ展開にはならない気がします。
仮に芽亜里以外にバトンタッチするとしたら、関係値などを考慮すると豆生田と皇の可能性もありますが、公共財ゲームと同じ人選になってしまう気が。
でも、それを通じて、票数の差的に実現できない定楽乃VS豆生田が見れる可能性も。
(公共財ゲームの時、皇を脱落させた立ち位置的な意味かつ双方、綺羅莉に対して野心がある繋がりで定楽乃VS豆生田見たいんですよね)
もしくは、定楽乃が敗退する代わりにユミが本性を出す…と予想しようとしてもユミ腹黒率が0%なので無いかなと。
そういえば、夢子&鈴井の脳内シミレーションでの定楽乃VS鈴井での鈴井のテンションが実写ドラマみがあって笑いました。
前半での夢子&鈴井の絡みが完全にカップルでした。
本当にありがとうございます。
二人の関係は初期からずっと丁寧に描かかれており、個人的にとても好きだったり。
夢子が鈴井に好意を持つ理由を見ると、同時に妄が嫌われる理由も分かってしまうという…
鈴井、(仮)では精神が幼女になった芽亜里にラブコールされてモテモテな回でしたね。
でも、そこで下心を素で出さないのが彼らしいし、魅力だなと思ってるファンです。
家畜NPCが勝ちにかかってる展開も夢子VS定楽乃も予想外でやっぱり賭ケグルイはおもしろいぜ!となりつつ次回も楽しみ!!
蕾は……そのまま信じて良いんですよね?と少し怖くなったのはここだけの話。
\ 今月の表紙は鷹峰さーーーん!!! /
※妄スピンオフの作画担当されてた先生の色々ギリギリなラブコメ漫画