こんにちは。それなりに前からガンガンJOKERの読者をやっていた管理人です。
友人と賭ケグルイの話がよく出るようになり、最新話どうだった?と聞かれることが増えたので唐突に本誌掲載分の感想記事のアップをはじめてみました。
(展開的に、終盤に入ってるので1話1話が本当に凄いんですよね)
本ページでは、ガンガンJOKER2020年8月号に収録されている、賭ケグルイ77話「清らかな女」の内容をまとめております。
ネタバレを多く含んでおりますので、これから読む予定の方・単行本派な方はお気を付けください。
Contents
賭ケグルイ77話の内容をまとめてみた
前回(76話)のおさらい
76話では、定楽乃と綺羅莉(+一応、リリカ)の因縁が冒頭にて描写。
(綺羅莉とリリカが同じ格好をして、双方の名前を言い当てられたら家督を譲る・外したら等々喰家は潰す賭けを持ちかけられるが、定楽乃はそのギャンブルすらせずに終わった)
かつての綺羅莉とリリカは、あのカワルでさえも判別がつかないほどだったとか。
そんなリリカは、芽亜里との交流で、綺羅莉と混ざらなくなった…もとい、同一の存在から外れかけている模様。
芽亜里のお陰で『意思』を持てたというリリカは、綺羅莉との関係を解消(?)すべく、ギャンブルを持ちかけ……
また、一方では、定楽乃が夢子にギャンブル挑むシーンにて締め括られていました。
今回(77話)のストーリー
等々喰定楽乃からのギャンブルを承諾した夢子は、鈴井を連れてギャンブルの舞台へ。
鈴井は、自身の力量では夢子の力になれないのでは?と不安が過るが『夢子のギャンブルがどんな結果を生み出すのか見届けたい』という想いから彼女ために頑張ると誓います。
彼に対して頬を染め、笑顔を浮かべる夢子。
定楽乃・ユミ・夢子・鈴井は、選挙管理委員が指定する施設『双頭蓮館』へ移動。
双頭蓮館および、舞台になぞったギャンブルを考えたのは現生徒会長の綺羅莉。
綺羅莉の手のひらで踊らされていると思ったのか、定楽乃は不服な表情を浮かべるものの、複数人参加かつ、大票持ちでのギャンブルはこれしかないと選挙管理委員が決めたと言う相沢スカル(今回のギャンブルの見届け人)
ギャンブル名は施設名と同じくの『双頭蓮館』
参加者(夢子・鈴井・定楽乃・ユミ)に加え、NPCとして4人の家畜が参加。
家畜4人の中には、かつて夢子とギャンブルをした蕾 菜々美の姿がありました。
※NPCが勝った場合、ギャンブル自体が無効になる
【基本ルール】
全12部屋の中から、好きな所に入る
(同じ部屋に複数が入ってOK)
↓
入室後、各部屋内に1~12の数字がランダムに配信される
↓
一ヶ所に全員が集合。
各プレイヤーは配信された数字を使い、他者と対戦(花競べ)できる
↓
対戦し、負けたプレイヤーはその時点で敗退・脱落
↓
最後の1人になるor全員が終了に合意したら決着
【特殊行為・献花】
プレイヤーは自分の点数を他人に譲渡できる。
(譲渡されると自身の持ち点+献花の点になる)
(献花をしたプレイヤーの持ち点は0扱い)
献花した・されたプレイヤーは現ターンでの花競べは参加不可。
この行為自体は非公開で行う。
賭け代は全員が持つ票、合計1014票。
勝てば総取りです。
自身が低リスク高リターンの状態に驚く鈴井。
(鈴井は11票持ち)
夢子は票など過程にすぎないと言い、恍惚の笑顔。
定楽乃は、鈴井が夢子と『一体』でないことに対して驚きつつ、悪意の籠った感情を浮かべ、鈴井に皮肉を投げつけます。
そんな彼女を見たユミは「不合理」だと言い、身を案じる姿が。
77話に登場したキャラクター
- 蛇喰 夢子
ギャンブル・リスク大好きな主人公。
今ギャンブルの不合理性はむしろ過程だと喜んでいる。
鈴井をギャンブルのパートナーとして誘った。 - 鈴井 涼太
本作のヒロイン。夢子に誘われ、今ギャンブルに参加。
参加動機は『夢子がどんな結末を出すのかが見たい』ため。 - 等々喰 定楽乃
今ギャンブルのメイン対戦相手。
間接的に綺羅莉が今ギャンブルに関わっていることや、鈴井の立場に対して黒い感情を抱く。 - 等々喰 ユミ
定楽乃の従者。今ギャンブルの不合理性に難色を示し、定楽乃を案ずる。 - 蕾 菜々美
単行本2巻収録分にて、邪悪なゴリラこと木渡に脅されていた家畜の少女。
夢子・芽亜里とはギャンブルをした仲。双頭蓮館のNPCとして呼ばれた。 - 相沢スカル
選挙管理委員の少女。今ギャンブルからの新キャラクター。
気が強く、定楽乃の威圧にも全く動じずで、むしろ逆に煽る態度を見せた。 - 大犬新太、猿ヶ谷麦、雉岡萌
双頭蓮館のNPCとして呼ばれた家畜。
定楽乃いわく、蕾含めた家畜4人が勝利のキーとなるとのこと。
今ギャンブルからの新キャラクター。
【感想】家畜制度があるからこそなルールで期待の開幕!
76話の流れで綺羅莉VSリリカがやると思ったら、夢子・鈴井VS等々喰のギャンブルの方がメインになり、驚きました。
ただ、以前から定楽乃が誰と戦うのかが気になっていた身としては嬉しくもあり、熱い開幕回だったり。
あの学校、どれだけ特殊な建物あるんだ……
(過去にやった塔を思い出した瞬間、夢子も塔の話題出したシーンはつい笑ってしまいました)
今まで、常にクールで動じない定楽乃から、怒の感情がオープン気味に描写されてたのが気になるところ。
本人は気にしてないって言ってるけど、結構、余裕無くなってるようにも見えたり……
そして、詳細が謎のままだったユミもギャンブルに投じるようなので定楽乃との関係含め、どう描かれるか期待です。
(今までの話を見ると、ユミは腹黒とかではなく、純粋無垢…悪く言えばやや無知寄りな明るい子の印象。良い子であって欲しい。あと、定楽乃はユミに対しては優しいのでそれは本当であって欲しい)
また、票数は少ないけれど、現時点ではリタイア扱いではない鈴井が再びギャンブルのメインとして出てくるのも熱かったです。
鈴井自身、自分は力になれないって言ってますが、彼、めちゃくちゃ運良いですからね。
アニオリ回でもめちゃくちゃ活躍したし。
77話前半の夢子と鈴井のやり取りは非常に微笑ましいので、二人がお好きな方は是非、読んで欲しい!
夢子、鈴井のことは芽亜里とは別の意味で好きなんだろうなあ……
そして、まさかの新キャラ4人登場!
スカルちゃん性格含めて凄く好みです。
定楽乃への対応を見るに、かなり学校のルールに染まってる雰囲気が特に良い!
猿ヶ谷さんは芽亜里の元フレンズたちっぽいオーラがあるような、ないような。
絶対前髪下ろした方が可愛いと主張したい。
雉岡さんはめちゃくちゃ顔面偏差値が高いですね。
ポニテ系好きにはたまらない…
大犬くん、お笑い芸人っぽいビジュアルで強烈ですね。
顔の濃さでは綺羅莉に瞬殺された城丸を思い出すレベル。
1人は選挙管理委員ということで納得ですが、終盤のギャンブルで新キャラを投入したのが予想外だった読者は私だけではないはず。
3人の名前が桃太郎由来なのは何かのフラグなのかも?
ただ、桃太郎の『桃』の字があるのはギャンブル不参加の綺羅莉&リリカなのでそのあたりはどうなるんだろう……
実は綺羅莉が何だかんだで重要なポジションになってるとか?
ギャンブルについては、新キャラたちの性格が分からないので、何ともですが、ユミは定楽乃に献花していく流れになりそう。
鈴井も夢子に献花していきそうだけど、二人の関係的にずっと鈴井が搾取される感じにはならないと思うんですよね。
むしろ、『NPCが勝ったら無効』『全員が合意したら決着』っていうルールがあるのでそのあたりでストーリーが一転二転しそう。
(あとメタ的な意味で蕾がキーになりそう)
ユミとの関係は良い感じで締め括って欲しいの半分、今までの一族内ペアがグッドエンド寄りな締めだったので変化球ルート行って欲しいの半分なのが本音です。
定楽乃や夢子がNPCとどう接していくのか…
また、久しぶりの蕾と、めちゃくちゃ運のある鈴井が色々かきまわしてくれるのを期待!