先月分が辛すぎた気持ちを引きずりながら、6月号の無能なナナ読了しました。
前回はサチヨが自身の罪を鶴岡に話しつつ息を引き取るシーンと残されたモエの件だけでも涙腺がやばいのに鶴岡の『嘘ではない言葉』を交えた脅しで読者の心を深く抉ってくる描写が凄まじかったですね。
鶴岡の言う事をモエはそのまま受け入れてしまうのか、死ぬ前に祖母が話した事(ナナを大切にしなさい)を思い出すのか…
気になる61話では、ナナが自身にかかる疑いを振り落とすため、ある計画を橘に持ちかける様子。
更にナナは橘からモエに対する辛辣な質問を投げかけられ、切ない答えを返します。
間接的ですが、ナナとミチルの絆を改めて感じられる内容となっているので、ミチル好きな方は必見です!
本ページでは、61話(モエPART7)の内容および、感想を語っております。
核心部分は避けていますが、ネタバレは多少なりともしておりますので、ネタバレ厳禁な方はご注意ください。
↓前回(60話)の感想記事はこちら↓
無能なナナ 61話のストーリー
3ポイントでまとめてみた61話の展開
- ナナは相馬からの疑いを晴らすため、サチコと共にホームセンターで買い物をしつつ、無人の倉庫で橘と作戦会議をする
- 橘とサチコはモエを『無責任で信用できない人物』だと評していたが、ナナ自身は何故だかモエを怨めず、友達でいたいと語る
- 祖母の葬儀を終えたモエは鬱ろな目をしたまま学校へ向かう準備をする
あたかもサチヨが生きているような言動をしながら
【補足】相馬への反撃を企むナナの行動がメイン
ナナはサチコを連れ、ホームセンターに向かおうとするが、相馬に声をかけられる。
相馬はナナを信頼していないと語るものの、外出をそのまま見送った。
ホームセンターでは蛍光塗料の付いているランニングシューズと自転車を購入。
その後、ナナは橘と会うため、サチコの瞬間移動で途中まで送って貰う。
サチコを帰らせたナナは、管理放棄された倉庫で橘と合流し情報共有しつつ、あることを手伝わせる。
倉庫内に多数あるタイヤを移動させる真意とは?
【感想】ナナ側に光が見えたと思ったらモエで落としてくる無能なナナ……
今まで決定的な反撃要素がないため、相馬にやられ放題気味だったナナがとうとう反撃にでるという胸熱展開キターーーー!!!
そして、橘再登場!ミチルの存在感を改めて知れて嬉しい……と思った矢先のモエのぶっこわれっぷりに真顔な読了をした読者は私だけではないはず!
ナナがモエに対して良くも悪くも献身的気味なのはやっぱりミチルとの出会いが根本のようで。
ミチルによって優しさを手に入れたナナという字面は良い物の、これが悪い方向にいかないかずっと心配だった管理人的には万が一、モエに裏切られた時どうするか不安で仕方ありません。
本来ならミチルとの関係で得た感情は良い方向にいくはずなのに、この作品だと悪い要素になりそうなのが本当……きつい。
橘の「モエを仲間と言い切ったことに酔いたいだけ」は、言葉を発したナナ・仲間と言われたモエどちらにも言われている感がめちゃくちゃツボりました。
前者だとミチルが友達とナナに言ったことに酔ってる
後者だとナナに友達扱いされてることに酔ってるミチル
にも解釈できますし。
そしてミチルはどちらにも当てはまらない子だったのが尊い……
モエの評価(サチコ・橘)は、手厳しいと感じながらも至極まっとうで、彼女が今まで無責任かつ、適当に行動したからこそだなと。
サチコ以外のクラスメイトも恐らくモエに対しては殆ど信頼して無さそうだし…
学校に戻ったモエが自分の行動がいかにアレだったかと痛感する展開もありえそうですね。
そういえば、相馬がナナを疑っているにも関わらず、外出許可出した(しかもナナは露骨に持ってた物を隠したりと動きが怪しい)のが気になりました。
これってサチコと裏で繋がっているのパターン?
だからナナは橘と合流する前にサチコを帰らせたのかも……
ナナとしては、サチコが無機物(自転車)込みで瞬間移動できるのか知りたいのも兼ねて。
だんだんとサチコが相馬側なのでは?と疑い深くなっているこの頃です。
今回はナナ側メインということで、モエ関係は来月分でじっくり読めそうですね。
今回のモエを見ると、碌な生活ができていないようなので、やっぱりサチヨはもうちょっとモエが自立できるよう接した方が良かったのかもと少しだけ感じてしまいました。
今のモエにナナがどう接するのかも楽しみだったりします。