無能なナナ最新刊(8巻)を買いつつ、少年ガンガンの今月分を読了してきました。
毎回、単行本は制作陣のコメントが読める冊子目当てでメロンブックスで買っていますが、るーすぼーい先生のモエに対するコメントに笑いつつも、確かにアレな感想来ないか怖くなるよなあ…としみじみしてしまったり。
でもガンガンのアンケートってあまり自由記入欄が無いから物申す以前の気が…
前回の61話では、ナナが対相馬戦を控え、色々と道具を新調したり、橘と接触したり…な反撃の兆しが見える内容となっていました。
ナナがサチコに深入りさせないのには理由があるのか?
一方、祖母の件を受け入れられず、病んでいくモエの姿はほぼ廃人に近く、こちらの心も痛くなる次第で…
今回では、モエがナナの前に帰ってくるものの、鶴岡の件もあり、真実を語りたがらず。
それに対して、動くのはキョウヤ!?
本ページでは、62話(モエPART8)の内容および、感想を語っております。
核心部分は避けていますが、ネタバレは多少なりともしておりますので、ネタバレ厳禁な方はご注意ください。
↓前回(61話)の感想記事はこちら↓
無能なナナ 62話のストーリー
3ポイントでまとめてみた62話の展開
- とうとうナナたちの前に姿を現すモエ。
しかし、キョウヤの追及も虚しく、モエは真実(相馬の犯行)を語ることはなかった - モエの言動は良くも悪くも周囲を混乱させ、苛立つ相馬。
そんな矢先、鶴岡からある情報を貰い、別の手段を取ることに - ナナはモエを責めることなく気遣い、自身の力をもって相馬と戦おうと再び現場検証を行う
【補足】事件は終焉に向かい…あとはモエの心次第?
キョウヤはモエが『事件当時、犯行現場の傍を通らざるを得ない状況』を把握しており、そこを突くが、モエから真実を聞きだすことはできなかった。
モエは最初こそ自身を正当化していたが、一切責めないナナに罪悪感を生じ葛藤する。
更には祖母の死という現実も段々と自覚している様子。
ナナはモエの状態から、サチヨが亡くなっていることを察している。
また、西条殺しの真相はほぼ分かっている。
事が上手く進まず苛立つ相馬に鶴岡は、モエの背景事情を利用材料として提供した。
【感想】相馬がモエをどう利用するか怖い…
今まで楽な方へ行ってたモエが罪悪感を感じたり、祖母の死を段々と理解(?)し始めたりと心が痛くなりつつ、ナナがようやく相馬とガチ対決する展開で感情の上下が凄い話でした。
ナナが問い詰められない代わりにキョウヤがモエに尋問するシーンは凄く熱かった。
まさしくナナのパートナー的な感じで!
そして、モエの動向を確定つけるためにフウコにとんでもない労力負わせてるど鬼畜で笑った。
モエを責めることなく気遣うナナ、前回で当人が語ったミチルがいたからこそと思うと涙腺が改めてやばいし、今後のモエの動きや展開でそれが『良い影響』『悪い影響』どちらにもなりえるのが怖い。
モエにめちゃくちゃ死亡フラグ立ってますが、安易に死亡退場せず、今までのことや祖母の件を背負いながら成長していって欲しいです。
無知かつ現実から逃げたまま死亡は辛すぎるし、サチヨが浮かばれない……
しかし、この漫画じゃキャラクターを容赦なく殺す時あるから覚悟はしておきます。
そして、鶴岡と相馬を冷めた目で見るナナオも気になるところ。
次回で描かれるであろう、ナナと相馬の対決時に現れそうだなと予想しております。
ナナを殺すのは僕だ的な感じでくるのか、ただただ能力者って本当クズだよねってスタンスでくるのか……
西条殺害事件、私としては真犯人・相馬、共犯・サチコと予想しております。
- ナナに好意を抱く西条は偽の手紙で呼び出された
- サチコは相馬に怯えている描写が多々あるので脅されている可能性が高い
- 西条を轢いた車はサチコが運転&能力で車ごと移動→西条殺害後に自身だけ瞬間移動したので無人の状態だった
(ナナと同じ位の身長の人物が乗っていたと思われるという台詞があったので) - 相馬の能力・電気はフェイクが濃厚
(能力によっては、相馬が車を動かした可能性も)
(一切、相馬の能力が描写されてないのが怪し過ぎる) - 西条の能力(ガラスの肉体化)はフウコ(とリュウジ)からの証言もあるので確定
- ナナの部屋から出て来た車の鍵は、サチコが能力で部屋に入って仕込んだ
(ナナの部屋調査時の相馬の描写上、仕込むのは難しそう) - サチコが西条殺害現場をナナを連れてテレポートできたのは、西条殺害時に事件現場にいたから
(既にサチコが行ってたらこの説は無し)
ただ、西条の能力と事件の結び付きや、ナナが橘に頼んで倉庫にタイヤを詰ませた理由(本当に相馬の能力が電気だったら対策?)あたりが分からず…
私の推理は大体外れるので大人しく次号を待つことにします。
相馬、過激系荒稼ぎユーチューバーにもなりたかったのか……
しかも、こっそりポ●ノ系も考えてるとか、まじ最悪だなと感じたのは私だけではないはず。
鶴岡は結局、本当に相馬を認めてるのか、そのフリをして利用しているのか気になりますね。
個人的には後者な気がするんですよね。
やたらと褒めるシーンがどうしても嫌味に聞こえてしまう……