オタク活動

【雑談】二次創作が辛くなったら……自分・同じ立場の方のために、処方術をまとめてみた

この記事は「二次創作活動(好きなアニメ・漫画などをテーマにした創作)」に関する内容です。
オタク要素が色濃いので苦手な方はご注意ください。

  • 好きで絵や小説を書いてたけどもう書きたくない
  • 理由は分からないけどもう書くのに疲れた
  • 同人活動に費やす時間がむなしくなった
  • 公式(作者)がやらかしすぎて心が折れた

二次創作は漫画やアニメ、小説などが好きなた方たちにとって大切な趣味。
しかし、近年SNSの普及化で書き手同士・書き手と読み手・公式とファンの繋がりが見えやすくなるなどの傾向により「二次創作疲れ」を体感する方が多くなっているようです。

ソースは自分と自分の周囲。

私自身、まだ「自分が作る作品に対する嫌悪感」は抜け切れていませんが過去に二次創作疲れを脱した話こうすると二次創作ライフが楽しくなるよ的なアドバイスをまとめてみることにしました。
(私の体験談・人から聞いたエピソード付きで)

誰かの二次創作鬱改善に役だってくれれば嬉しいです。



二次創作が辛くなった時に効くかもしれない処方術

作品は好きなはずなのに、公式がやらかして虚無

 

症状例

  • Twitterで公式または公式サイドの人間がやらかして引いた
  • 作品自体が悪い意味で想定外な展開になった
  • 作者がお気に入りのキャラだけ贔屓して辛い
  • 萎える後付けをどんどん付けられて辛くなってきた

→その作品と距離を置く(別の作品にはまる)

 

私は過去、とても好きだったアニメがありました。
好きすぎて、ブルーレイボックスは勿論、関連書籍は入手困難物も含め、集めまくっていました。
(オークションサイトで買った本もあります)

そのアニメが数年前、リメイクも兼ねてか公式にガッツリ携わってた方が描く形でのコミカライズをやることに。

情報を知った際は嬉しくて掲載雑誌を毎月買ってアンケートを送るぞと思っていたのですが、始まったコミカライズはキャラ改悪の嵐に加えて、作者が生み出したオリキャラスゲー!!!の連続。

いつか良くなると思い、無理やり良いところを見つけてはアンケートを書き、読み続けていましたが、止まらない改悪描写を食らいまくり、最推しにとんでもない設定を付けられたところでHP0になり断念。

もし、記憶をピンポイントで消してくれる技術があるなら、推しのクソ後付け設定部分は本気で消して欲しいレベルのトラウマでした。
メアリー○ーという単語は知っていたものの、その脅威を知ったのはこれが初めて。

気づいたらあんなに好きだった作品とキャラクターが大嫌いになっており、当時はかなり落ち込みました。
人によっては「それくらいで…」なのは承知なのですが、自分にとってはずっと好きだったのが嫌いになるというのが辛すぎて、オタク歴史史上、この時は、もっともやさぐれてたかもしれません。

上記はあくまで私の体験談ですが、他にもTwitterで公式がモラルを疑う発言をするなどして引くケースや連載中の作品の傾向が悪い意味で変わってしまってショックを受けたケースもあるかと思います。

何はともあれ、好きだったジャンルに不信感・嫌悪感を抱いてしまって辛い場合は その作品から離れてみるのがオススメです。

 

可能なら、別のジャンルに手を出してみましょう。

とにかく離れます。
元好きだったジャンルのDVD/ブルーレイやグッズを全て捨てる必要はありませんが、段ボールに入れるなどして目に付かないようにすると尚、グッド。
(怒りが収まらないならば、誰かに譲ったり、フリマサイトで売るのもありだと思います)好きなのに嫌いの負スパイラルはストレスしか生み出しません。

落ち込んでいる・イライラしている時間は正直、呪詛しか生み出せないので、新しいジャンル探索に使った方が断然お得です。

別のジャンルに嵌って楽しんだりすることで心に余裕が生まれ、数年たつと当時抱いてた怒りが随分と減り「ああ、色々あったけどあのジャンルは何だかんだで好きだな」と悟れるようになります。

そうならなかったらバッサリ「好き」のカテゴリーから切ってしまえばいいだけです。
心に余裕ができると、わりとあっさり切れてしまいますよ。

 

ファンの言動が怖い、対人関係に疲れた

 

症状例

  • 作品は好きだけど一部の信者が怖い、言動に引く
  • Twitterでマウントを取ってる人を見るとイライラする
  • 自分の作品が劣ってるせいで仲良くしようとしてもできなくて自己嫌悪に
  • 信者の声がアレすぎて苦手なキャラや組み合わせがどんどん増えていく
  • 二次創作仲間との仲が拗れてキツイ
  • ぶっちゃけ、義理感想がしんどい

→TwitterをはじめとしたSNSをやめる(orログインしない)

 

これはオタクSNSでTwitterがメジャーになったからではな症状かと思います。
(サイト・ブログは見たいコンテンツだけ見れば良かったし、相手の日常や闇部分は回避しようと思えば避けられた。あと、冷めた相手に対してはこっそりフェードアウトできた)

私は同ジャンルの過激派信者の言動に対する嫌悪感や、創作仲間の方が「なんとなく私と関わりたくないんだな」「繋がってるからとりあえず反応しておかなきゃ」的なものを感じて辛い時期がありました。

中には、アップした作品に対して検討違いすぎる反応を貰い、逆に落ち込んだことも。

 

現在、SNSアカウントを持って思うところがある方は SNSから離れることを強く推奨します。

 

アカウント自体を消す必要はありません。
仕事や生活を理由に低浮上になりますと言ってアカウントを放置でも大丈夫。
(好きな作品の情報は仕入れたい方は、情報を仕入れるだけの別アカウントを作りましょう)

 

これは私が実際にやってストレスがガッツリ減ったので効果はお墨付きです。
SNSのギスギスイライラは見てるだけで自然と溜まっていくので、生活を切り離すだけでかなり気持ちが変わります。

少しだけ距離を置き、気持ちがスッキリしたらまた再開して趣味を堪能しましょう。

因みにTwitterに関しては不快な呟きに対してミュート・ブロックを駆使すのもオススメです。

もしくは、SNSでイラっとすることを5つほど書きだし、それらが該当したら(ストレスが溜まっている証拠なので)暫くSNSに行かないというルールを決めるのもありかと。

因みに、私の場合は
「繋がってる人の些細な言動にイラっとする」
「推しを上げるために他キャラを貶す」
「きつすぎる誘い受け」
「現実のニュースの話題をとりあげてヤバい発言をしている」

を見つけたら浮上しないようにしていますが、これだけで結構、ストレス削減になっています。



自分の絵・小説が嫌いになった

 

症状例

  • 自分の作品が嫌いで書くのが辛い
  • SNSに投稿しても誰からも反応されなくてモチベーションが落ちる
  • 友人・知り合いが作品を投稿するとコメントなどを沢山貰ってて劣等感が募る
  • 同人活動を頑張ってるけど全然売れなくて虚しい

→壁打ちできる環境を作る

 

私は数年前、これを拗らせてガチの鬱になりました。

上手くならない創作物・反応されない、されても義理感想。
(義理感想はいくつか見てるとどれが義理かが判断できるようになる得たくないスキルが身に付きます)
段々と自信が無くなり、作品嫌いが悪化して、作品を書こうとすると嘔吐するレベルになったので今までそこそこいたジャンルからはフェードアウトしました。
もちろん、誰からも悲しまれませんでした。知ってた。

こういう場合は

壁打ちする環境を作る(自分でしか見れないブログで作品を投稿する)

自分の作品が数値化されてしまうSNSから距離を取る に限ると思います。

 

特にpixivは、作品を見て貰える機会にもっとも恵まれた素晴らしいSNSな反面、評価制度などは気にすれば気にするほど泥沼になりますし、気持ちが落ち込んでいるときに見ると悪化しかありませんしね。
点数制度はいつの間にか消えてましたが、ブクマ数やランキングは気になる方には気になるもの…

因みに友人(SNSから離れて、鍵付きブログを開設→自分が楽しむだけの範囲で絵を描いていた)が創作鬱から脱したきっかけは、同級生のお子さんと遊んでる際、某プリキュアのキャラを描こうという話になり、遊び感覚で描いたら喜ばれたことだったとか。

自己満足な環境を作ることでイライラのきっかけになる毒素を抜き切った
純粋に「好き・うまい」と一言かけて貰える嬉しさを感じた

この2つで長年の創作鬱がスッと消えたそうです。
また、「自分は下手」と認め、「後はあがっていくだけ」と思い直すだけでも随分違うとのこと。

また、私は、友人からイラストリクエストをいただいて描いたら、Twitterのアイコンにしたいとまで言われたこと(今は絵が古すぎるので私から頼んで別のにして貰いました)がかなり救いになりました。

通知オフ機能は「反応気になるタイプ」には心強い味方

現在、私はブログで創作物をアップしつつ、それなりに出来た物はpixivにアップしています。
また、ひっそりとTwitterもはじめ、少人数の同士さんと緩く繋がっています。
(前ジャンルの友人には教えていませんし、同人活動も無し)

 

その際、私が徹底したのは通知関係のオフ。
pixivとTwitterには通知の設定機能があるため、最大限に使わせていただきました。
(更にスマホのTwitterアプリは詳細を押さないとふぁぼ数が出ないのを選び、通知もOFFに)
お陰さまで誰に反応された/されないが気にならなくなりました。

通知は使い方でモチベーションに影響する大きい機能です。
まだ設定した経験が無い方は、一度見てみるといいかもしれません。

上記の状態なので、過去にいたジャンルに比べ、オフ会もしなくなったし、交流も減りましたがお陰さまで稀に義理・お世辞抜きで反応をいただけることも。
(本当に稀ですが、1人でも喜んでくれれば私は感無量です)
誰かと同人イベント行ったり、オフ会はまたしてみたいな…とたまに思いますが、これは慣れかなと思い自重中。

 

+α ちょっとだけ、別のことをしてみませんか?

上では創作を続ける前提の処方術を書きましたが、創作から離れて少しだけ運動を生活に取り入れたり、別の趣味を始めたりするのも脱・創作鬱に最適です。

特に運動はすることによって頭の回転や気持ちの下がり具合をケアできるというメリットがありますし、健康にも繋がります。
(メンタルクリニックに通院時、適度な運動はかなり良いとオススメ貰ったのでやって損はないかと)
他には、観光名所を巡ったり、美味しい物を食べに行ったり……など、簡単な目標で構いません。

更に、好きなネコと生活をしてみたり、資格取得・自分磨きをはじめてみたり……なども良いかと。
(友人の1人にネコのお陰で鬱解消した方がいました。ネコの癒しパワーすごい!!)

創作とは別の楽しみを見つけることで、創作への怨念や未練が自然と消え、余裕を持って接していけます。

株・FXの本でよく言われている
リスクを備えて投資先は複数すべき!(一つが駄目になると一気に死ぬので)
は、ある意味、創作にも言えることなのかもしれません。

私は過去、創作ばかり趣味として好んでいた経験がある故、他の趣味を持つことで出来る心の余裕はかなり体感しております。

また、創作する方にありがちな、夜更かしや不定期な生活も改善するようにしましょう。
体が健康になると心も一緒に回復して、今までのモヤモヤが晴れ、気持ちが前向きになりますよ。