巻き込まれキングな主人公×不穏すぎる女の子2人のドキドキADV
- 分岐多数なゲームがやりたい、選択によって変わるエンディング大好き
- 微ホラーミステリーゲームを求めている
- 男女の甘いようで甘くない青春劇が好み
(三角関係・ストーカー?・略奪?) - ボリュームたっぷりのADVゲームをやりたい
- イチャラブラブコメよりも殺伐ラブコメが萌えるタイプ
私たち、付き合ってるの覚えてないの?冗談でしょ!?
ダメなんだって…あの人は…アキトがあの人と付き合ってるわけ…ないよね?
俺は誰を信じて誰を疑えばいいんだ……?
2018年12月12日、SEECから新作アプリゲーム「僕の記憶にカノジョはいない」がリリースされました。
テーマは記憶喪失・嘘・愛……そして裏切り。
とある事故で、『ここ3年間だけの記憶』が消え去ってしまった主人公・アキトを操作し、自称恋人・隠し事多すぎな幼馴染をメインにクセの強い友人たちと出会い真実を見つけていく1週間な内容です。
ちょっと進めるだけでは解けない謎要素や、先の見えないモヤモヤ感が絶妙となっていて、数週してようやく真実を知れるADVが好みの方には大変突き刺さります。
以下では、「俺の記憶にカノジョはいない」の感想をエンディングを1つ見た雑感をまとめております。
核心は避けていますが、微妙にネタバレしている可能性がございますのでご注意くださいませ。
Contents
俺の記憶にカノジョはいない、ここが面白い!
うらやま……しくない主人公・アキトの恋愛模様と闇
主人公ことアキト(名前は変更可能)は目覚めると病院のベッド。
傍には心配そうに見つめる、自称恋人・陽菜(ヒナ)の姿が……
可愛くて料理ができて健気で行動力のある(意味深)パーフェクツな彼女なものの、アキト的には好きだった記憶すら欠けてるので、存在自体が恐怖だったり。
周囲の話や自宅にあった写真などを見ると、アキト&陽菜の恋人説に対する信憑性はそれなりにあり、一時は良好な関係を紡ぐことに。
しかし、アキトの幼馴染・茜(アカネ)は陽菜がヤバい人物だと懸命に主張します。
(そして、理由はしっかり教えてくれなかったり、タイミング的に知れなかったりするし、加えて言動が急にヤンデ●っぽくなるから陽菜とは別枠で怖い)
ストーリー中盤では、アキトが記憶喪失前に『ある事件』に巻き込まれていたことを示す物も。
(陽菜をはじめとした周囲が事件に関する情報を教えてくれることはあれど、どこか曖昧で信じて良いか分からないオチ)
進めれば進めるほど、謎が登場するので先がかなり気になります。
清楚系な恋人・陽菜と、再会して数分でアキトに好意満々な茜に挟まれ一見ハーレム状態のアキト。
しかし、陽菜は序盤から怪し過ぎて、茜は急に不穏な台詞を連発するので、とても羨ましくない!!!
また、ストーリーを進めると、同性の幼馴染や先輩など他キャラクターも登場し、アキトの雲がかった記憶を波乱に満ちあふれさせてくれます。
彼らをどこまで信じ、どこまで頼るかで展開が大きく変わることもあるので、こちらにも注目。
(選択によっては相手に裏切られてバッドエンディングというのもあるんですが、アキトの絶望描写が痛々しくて、人間関係の闇を感じずにはいられませんでした)
※アキトの友人たちの画像はあえて割愛(見た目でどんな人物か推理して、どんでん返しされたのが面白かったので)私は佐野がとても好みです。怪しさ5億点満点ですが。
選択の積み重ねによって結末が変わる分岐システム
本ゲームは、選択肢が多数登場し、選んだ物によってその後の展開や結末が変化します。
選択後にはアキトの精神値が上昇し、1週間後の感情値によって『アキトの決断』が変わっていく仕様。
好感度や、陽菜側か茜側か?的な数値でないので選択による数値上下が予想しずらいのが面白いです。
(よくある好感度系だと予想できちゃいますからね)
因みに選択肢によっては即バッドエンドもあり。
そのため、アキトはすぐ死にます(笑)
(私の1週目プレイだけでも10回以上死んでます)
自分の進行具合が見れる分岐マップが付いているため、選択肢によってどう動くかは随時チェック可能。
更に、会話以外でもスマホを操作しての進行、選択もあり。
(余談ですが、アキトのメール履歴をよく見るとSEECゲー好きにはクスッとする小ネタがあるので必見です)
スマホ内にあるメッセージアプリは、ストーリーを進めていく途中で受信することもあり、見逃さずにチェックすることで、重要なヒントを得られる場合も。
様々な意味で気の抜けないゲーム性となっています。
とりあえずエンディング1つ目に到達した感想
取り急ぎ、エンディングの1つに到達しました。
アキトが疑心暗鬼を拗らせて(中途半端に陽菜を疑ったり茜側についたからだと思います…/原因私)精神を壊す、いわゆる後味の悪い内容。
別名・アキトバーサーカー化エンド。
ラストに表示された心の壊れたアキトと陽菜(?)の1枚絵は中々のホラーで夜にやるんじゃなかったとちょっと後悔しつつ、ホラゲ好きの血が騒ぎました。
あと、ニュースでアキトの件が報道された際に色々ゾクっと来て面白かったです。
陽菜、怖いのを通り越して怖萌えになったところです。
彼女は言動がたまにチグハグ的な意味で、双子の姉妹(片方がアキトの恋人でもう片方が黒幕的な)がいるのかな?という感じがしたのですが、その辺りも謎のまま……
茜に関しては、報われなさすぎで可哀想……と感じつつ茜も所々でちょっと「???」な部分があるのは、他エンディングで回収されるんですかね。
もしかしたら、あえて混乱させてた気もするんですよね。
エンディングを1つ見た限り、謎がかなり多く残っているので、他のエンディングや選択肢結果も回収していきたいですね。
(陽菜に想いを寄せていて、アキトについても色々知ってそうな佐野も中途半端だったので気になる…)
エンディングは全40個、更にサイドストーリーも!? アキトの戦いはこれからだ!!
エンディングを見て数分放心した後、エンディングリストや分岐マップをチェックしたところ
バッドエンド・結末を含めたエンディングは全40個。
(結末が描かれているエンディングは7個)
また、要課金でストーリーの裏側やアキト視線では分からないサイドストーリーが40個収録されているのを確認しました。
アキトはあと何回死ねば救われるんだ!?
1週目だけでは疑問符が殆ど消えないと上で語りましたが(メインヒロインである陽菜と茜についても謎が残り過ぎてる)周回前提のようでやり応えスゴイですね。
しかも、エンディング条件はストーリー中にキーアイテムを手に入れたかも関係しているそうで…
アキトの交流関係も全然コンプできてなさそう…自力でクリアするよう頑張りたいです。
開発状況をTwitterでチェックしながら楽しみにしていたアプリゲーでした。
現在進行形で予想以上に楽しんでおります。
ADVにはちょっと痛いライフシステム制(ストーリーを進める際にポイントを消費。ポイントは時間経過orアイテムで回復)となっているのがネックかも。
しかし、シナリオやシステム、キャラ絵、1枚絵…どれも高クオリティです。
また、課金で好きなだけ進められるアイテムもあるので一気に進めたい方はそちらもオススメ。
(1日目を生き残ると期間限定の割引が出るので、買う方はそのタイミングがいいかも)
リリース日(2018年12月12日)と掲載日(2018年12月14日)を見比べてお察しの方がいるかもですが私は続きが早くやりたい故に課金しました。