3月分の無能なナナ(少年ガンガン)読了してきました!
先月ではモエの壮絶な過去が分かり、祖母・サチヨとの絆が本物であることが判明。
サチヨの人格は、モエを地獄から救っているだけでなく、鶴岡から歪な執着をされてしまっているというのがこの作品らしいなと感じずには思えません。
一方、ナナは相馬から犯人である証拠を提示され、立場が更に悪くなっている様子。
しかし、相馬は相馬で露骨すぎる証拠を出して来て…!?
今月では、58話ラストで相馬が出した『ナナが西条を呼びだした手紙』についての追求がメインに描かれています。
本ページでは、59話(モエPART5)の内容および、感想を語っております。
核心部分は避けていますが、ネタバレは多少なりともしておりますので、ネタバレ厳禁な方はご注意ください。
↓前回(58話)の感想記事はこちら↓
無能なナナ 59話のストーリー
3ポイントでまとめてみた59話の展開
- 相馬が提示する『ナナが西条を呼び出した証拠』に対して異議を主張するキョウヤ
双方はナナの部屋を探索する話を進める - 探索中、ナナの部屋から『新たな証拠』が見つかってしまう
ナナは相馬の能力を聞くが、彼が能力で西条を殺害するのは難しく論破できず - 捜査が難航する矢先、ナナを早く処刑したいあまり、相馬が暴走
キョウヤをはじめとしたクラスメイトも巻き込まれ……
【補足】早くナナを追い詰めたい相馬VS決定的な論破材料が無いナナ
『ナナが西条を呼び出した手紙』には偽装の可能性があると話すキョウヤ。
加えて、今回の西条殺害(車を使った?)がナナに可能なのかと問う矢先、相馬はナナの部屋を探索することを提案。
ナナの部屋からは車のキーが出てきてしまう。
車は捨て置いたのに関連付けられてしまう鍵はなぜ、部屋に…などの矛盾があるものの、決定的な論破材料が無いナナは苦し紛れに相馬の能力を問う。
しかし、相馬が能力を使えば『簡単に周囲に分かってしまう』ことが判明する。
車の入手経路など、細かい点が不明瞭な点を中心にキョウヤが相馬を言いくるめるが、それを機に相馬は強硬手段を使いナナを消そうとする。
周囲にいたクラスメイトをも巻きぞいにして。
【感想】相馬の能力は「本当」なのだろうか?
冒頭のキョウヤVS相馬でギスギスしたと思ったら、キョウヤが天然っぷり発揮して可愛いなと思っていたら、やっぱりいつもの無能なナナな回でした。
一応、女子(ナナ)の部屋なのに、デリカシー皆無で物を漁るキョウヤと、絶対悪い事しようとしてる相馬のコマだけ見るとギャグ漫画なのに……
読者のみなさん、相馬がやらかしたら、「オラ太郎(オラついてるから byキョウヤ)」と言ってやりましょうね!!!!!
ナナの部屋探索中、ミチルとの思い出の品を相馬に触られそうになって怒るナナの描写、凄く好きで泣いたのは私だけではないはず…!
ナナにとってミチルの大きさを改めて感じられて嬉しい反面、切ない。
あの枕、ちゃんと大事に取っておいてたんだね……
相馬の能力、本当に電気なのか怪しいと思ったのは私だけでしょうか?
当人が能力を発するシーンが一切無い(使うと周辺に多大な影響が出るらしいがソースが相馬自身だし)、相馬のことを知っていたらしいリュウジもフウコとの回想で明確に「電気を使える」とは言って無かったですし。
(フウコの台詞後の間っぽい相馬の表情が気になる)
でもって、力でクラスメイトを脅す時も拳銃使ってたしで信憑性無いんですよね。
過去にユウカがシンジといたいがために能力を偽っていたネタがあったので『能力者が能力を偽る』のは普通にありかと。
あと、サチコは相馬を怖がってるわりに相馬の能力知らない(?)描写も気になる……
西条の能力が判明すると、真意が紐付け的な感じで分かるのでは?と予想中です。
キョウヤが指摘するようにやたらナナを早く、処刑したがっている相馬の真意も早く知りたいところ。
このあたりは、鶴岡との制約が関連してるのかもですね。
ラストではモエがナナを救うキー的存在になると思っていたら、モエの方は祖母関係で鶴岡に利用されるような描写が…
来月以降は、鶴岡の狡猾さがより色濃く出てきそうで緊張してきました。
相馬が暴走した時、モグオ・セイヤ・フウコが反撃体勢になるシーンがめちゃくちゃかっこよかった…!
モグオとセイヤは1話時に比べると、凄くクラスメイト想いになってきたなとしみじみ。
そして、全然動じないセイヤの彼女is何者……???
あと、フウコの回想シーンでリュウジと一緒に同じお弁当食べてる描写が個人的に超お気に入りだったりします。
あのお弁当、フウコの手作り弁当だったら泣く……