ガンガンJOKER1月号、読了しました。
Twitterで先に告知がありましたが、賭ケグルイ双が実写ドラマ化という朗報に驚いたファンは多くいるのではないでしょうか？
双がメディアミックス化するなら、まずアニメになると思っていたので意外だったものの、賭ケグルイ本編の実写ドラマがかなりの当たりだったので、拝見できるのが今から楽しみです。
さてさて、先月の賭ケグルイ、定楽乃についたNPCが全滅からの（定楽乃が自分側にいたNPCへの対応が原因で）ユミが刺されるという、因果応報を感じずにはいられない回でした。
今月号では、刺されたユミの安否やギャンブルの続きが見れるのはもちろんですが、夢子側にいるNPC（他のNPC同様、定楽乃か夢子を脱落させないと脱家畜できない）蕾に動きが…
家畜から脱するため、恩人・夢子を裏切るのか、特攻覚悟で定楽乃に挑むのか？
（仮では冬なのにまさかのアイスネタ、双は本編の某キャラが懐かしい状態で登場しております）
本ページでは、ガンガンJOKER2021年1月号に収録されている、賭ケグルイ81話「必勝の女」の内容をまとめております。
ネタバレを多く含んでおりますので、これから読む予定の方・単行本派な方はお気を付けください。
Contents
賭ケグルイ81話の内容をまとめてみた
前回（80話後半）のおさらい
双頭蓮館4ターン目。
仲間を失った上に、定楽乃が信用できない人間と解釈した雉岡は焦燥の中、高得点である12を付与される。
その後、恨みを晴らすべく定楽乃に勝負をしかけるが、相手はユミからの献花を含めた13点。
夢子と定楽乃はそれぞれ、双頭蓮館＝ダイスの形と解釈し、対になっている部屋に信頼出来る相手を入り合えば、必ず13点取得は可能だと察していた。
当人のためだと必要な情報は何一つ教えていなかった定楽乃に対し、雉岡が暴走。
ユミは刺されそうになる定楽乃を庇い負傷。
定楽乃とユミの間にはある事情があり、その事情も定楽乃が大人たちを慕う理由の一つだった。
今回（81話）のストーリー
ガンガンJOKER1月号「#賭ケグルイ」
双頭蓮館もついに大詰め。有利な立場に安心する蕾に対し、定楽乃は本当にそれでいいのか問いかける。彼女の投じた一石が大きな波紋を引き起こして…。
「映画 賭ケグルイPart2（仮）」2021年全国公開予定！！ pic.twitter.com/gQNoQDFZFL— ガンガンJOKER編集部【公式】 (@gangan_joker) December 22, 2020
雉岡に刺されたユミの治療を終え、双頭蓮館は5ターン目に。
蕾 菜々美は、自分たちが高確率で勝てることを察し安堵する中、定楽乃に声をかけられる。
「お前は本当に家畜を返上したいのか？ 自分が何を望んでいるのか分かっているのか？」
蕾は敗退済みのNPCたち同様、生徒会から命令を受けていた。
内容は、定楽乃か夢子を脱落させた上での勝利。
できなければ人生計画表が発行される。
夢子は蕾にとっては恩人。
しかし、彼女は無償で、リスクなしで蕾を救う人物ではない。
このまま何もしなければ自分は家畜のまま。
不安を募らせる中、蕾は夢子・鈴井と作戦会議をする。
「今回は私が鈴井さんに献花しますね」
定楽乃の狙いを外すため、あえて自身が0点になると言う夢子。
……蕾は『夢子を狙えば確実に勝てる』ことを察してしまう。
50％の確率で倒せる定楽乃と、100％倒せる夢子。
勝率だけで考えればどちらを狙うのかは明確だが………………
蕾の脳内で夢子の言葉が反芻する。
家畜になり心が死んだ自身に告げてくれた
「抗うことが人間だ」という言葉が。
（家畜でいたくない……恩人を裏切りたくない…………人として生きたい……！！！）
81話に登場したキャラクター
- 蛇喰 夢子
本作の主人公。
定楽乃の狙いを外すため、自分が0点という丸腰状態になるが、それはある人物の仮面を剥がすためだった。 - 鈴井 涼太
夢子と共にギャンブルに参加している少年。
指示通り、点数の献花を受けるが思いもしない展開に驚愕する。 - 等々喰 定楽乃
百喰一族の調整を稼業としている少女。
蕾に揺さぶりをかけ、夢子との同士討ちを狙う。
しかし、夢子の意図を読み切れずにユミを脱落させてしまった。 - 等々喰 ユミ
定楽乃の従者。雉岡に刺された傷が浅かったため、ギャンブルに引き続き参加。
蕾の葛藤に対し「定楽乃が勝てばみんなが幸せになれるのに」と疑問を抱く。 - 蕾 菜々美
双頭蓮館のNPC（家畜）で唯一、夢子側にいる少女。
定楽乃からの助言（揺さぶり）と、自身の立場から、家畜を脱せられる絶好の機会を察するが、夢子への恩から葛藤する。 - 相沢スカル
選挙管理委員の少女。
ギャンブルの立ちあい中、ある人物からの着信を受け、驚きの表情を見せる。
【感想】勝率or情…蕾が答えを出すまでが個人的に最高回でした
蕾が夢子への恩を取るか、勝率（夢子を対戦相手にするほうが有利）を取るか…で悩む場面が81話内で一番好きなシーンでした。
かつて、家畜という立場に絶望して無気力になってしまった彼女が、夢子と出会ったお陰で変われたからこその葛藤なのが良い……！
元々、蕾の性格が善人寄りなのが葛藤をより深くしているなと。
結局、蕾は勝率を選んだわけですが、夢子は察していた（もしくはユミを確実に自分で倒すため？あと普通にリスク欲しさにやった行動なのかも）上に定楽乃を孤立させるための途中経過にされてしまったのがちょっと悲しい。
でも、夢子が定楽乃の予想を斜め上に裏切る描写は大好きです。
夢子が0点じゃないってことは、蕾がいないところで夢子は更に鈴井と口裏合わせてたんだろうなあ…
恐らく、定楽乃の脳内では、蕾が夢子側の内情を知った上で夢子と対戦→夢子だけが脱落の流れな展開を予想していたようですが、夢子の中身は定楽乃が理解できるほど浅くは無かった……！
大集約で夢子&芽亜里に意図を破られたのと同じ熱さを感じました。
定楽乃VS夢子&鈴井という構図になった以上、定楽乃が圧倒的に不利な状況になってしまったのは面白いところ。
一応1/2の確率で勝てるといえば勝てますが、そもそも定楽乃がある程度、高得点出さないと勝てるか否かの土俵にすら立てないし…
13点必ず取れるやつは、パートナーがいないとそもそも実行できないですしね。
完全に運頼みになるやつ。
（結構前に描かれた過去回想で定楽乃が棄権した、1/2で勝てる綺羅莉&リリカを当てるギャンブルと重なる感じがする）
最後には綺羅莉らしき人物の影（手）もあったし、普通に定楽乃が夢子&鈴井と後が無い戦いする流れじゃいかない可能性も？
ユミはギャンブル普通に続けられる程度の軽傷だったようで。
（冒頭でユミが治療中に洋服脱いでるところで、ちゃんと鈴井が見ないようにしてたの、細かくて好きです）
定楽乃に対する信頼値は全然下がっていなく、彼女との関係を改めて知れた回でした。
でも、自身が刺された原因が定楽乃だってこと自体理解してなさそうな部分は闇深……
刺されても「定楽乃が生徒会長になればみんな幸せになれる」は健気だけど怖い。
ラストに描写された綺羅莉の手がどういうフラグなのかが気になっての締めでした。
今のギャンブルを綺羅莉は予想していた意味なのか？
それとも、次からガッツリ関わっていくのか？
（それだと、数ヶ月前に描かれたリリカとのギャンブル結果も気になるところ）
来年も賭ケグルイを追いかけたいと思いながらな2020年分の連載分読了でした。
2021年も賭ケグルイましょう♪
＼表紙は実写ドラマ化決定おめでとうの芽亜里（双時代）ちゃん！！／
