- 同人作家への「とりあえず言っておけ!」な台詞(=○○します詐欺系)は地雷
- 主に「買います詐欺」と「感想送ります詐欺」はガチで傷つく
(最悪の場合、同人活動やめようかなフラグが立つ)
(買いました系は高確率でバレる) - 興味が無いサークルor本は穏やかなスルーがベスト
同人作家の萌え魂が具現化した同人誌の新刊情報。
従来は、サイトやPixiv経由で一方的に情報を見て「買う・買わない(スペースに行くか否か)」を決め、更には感想送る・送らないは、読んだ後の萌え魂に準ずる…というマイペースなスタイルが基本でした。
(読み手側の本音は、サークル側に分からぬままなのがデフォルト)
しかし、Twitterを伴う同人活動がメジャーな近年では、サークル同士・サークル&読者(一般参加者)の交流がしやすく、距離が縮めやすい環境になっていることから
「この人の新刊(同人誌)、ぶっちゃけ興味ないけど、反応はしておかないと駄目だよなあ…」
という気遣い・葛藤が生まれがちになっています。
そして、
「とりあえず、買いますって言っておけばいいや!イベントは人がいっぱいいるから、バレないだろ!(忙しくていけなかったとか言っておけばいいや!)」
「義理で本を買ったので読むつもりは無いけど、感想送りますって伝えておけば角が立たないかな?」
な気持ちが芽生え、ついつい相手にその気がないその場しのぎの言葉=「○○します詐欺」な言葉をかけてしまった経験はありませんか?
実はこの「○○します詐欺」、同人活動者のメンタルを確実に削ぐ類のものです。
時として、同人活動を続けるか否かを悩んでいる方のトドメになる場合も。
以下では、過去、自分や同人仲間が言われて傷ついた詐欺系セリフ、スリートップをまとめてみました。
無意識に言ってたかも…な台詞があったら、ぜひ、次からは封印してくださると、枕を涙で濡らす同人サークルさんが減るかもしれません。
Contents
同人作家に言わないで欲しい台詞3つはこれ!
【1】当日、新刊買いに行きますね!詐欺
よろしくお願いします~
当日、スペースに行きます(買いに行きます)ね!
※本当に買いに行くとは言っていない※
相手に聞こえの良いことを言っておかねば…と、ついつい口にしてしまう買います・スペースに行きます報告。
イベント会場は基本的に慌ただしいので、やっぱり行けませんでしたと後で言い訳すれば問題ないだろ?と思う方もいらっしゃるかもですが、同人サークル側としては、淡い期待を抱かせて裏切られるような物なので、その気がないなら逆に言わないでくれとなります。
会えるのを楽しみなあまり、お手紙を書いて待ったりしたものの、元々来る気が無かったことを察してしまった日には、人間不信フラグも立つわけで…
もし、交流している都合上、何か言わなければ(無反応は失礼かな?と思った場合)と感じている場合は「原稿お疲れさまでした。イベント楽しんでくださいね」くらいで十分だと思います。
ただ、本当に相手の新刊や既刊が欲しい場合はぜひぜひ、買いますアピールしてください。
めちゃくちゃ嬉しいので!
【2】本(グッズ)、買いました詐欺
当スペースに来てくださった方々、ありがとうございます。
(当日は忙しくて誰が来たかなんて把握しきれてないから適当言っておけ)
ピコサークルを長い間していた身から言わせていただくと、買いました詐欺は超高確率でサークル側にバレます。
特に、小規模なサークルだと、一人でスペースの対応を行うため、誰が買ってくれたか、現時点の売り上げが把握できてしまいます。
加えて言うと、普段は売れまくり・大部数発行している方でも、物によっては(ちょっとマイナーなネタや人を選ぶ作品・限定作品は特に)部数を絞っていたりするので大手サークルさんにもバレる可能は高いです。
私はとあるイベント後、1部も捌けなかった新刊に対して2名(SNSで繋がっていた方)から「実は、こっそり購入しました!後で読みますね」とメールを貰った経験があります。
メールを読み終えた際、心の中のコ○ンくんが「あれれ~、その本、1部も売れなかったけど、お姉さんたちいつ買ったの?」と冗談じみた囁きを脳内に反芻させながら、ガチで泣きました。
(当時は、心の声をそのまま返信するのは流石に自重して「ありがとうございます」的な返信をしました)
言われたサークル側としては、自分の発行物は、嘘をついて買ったと言わないといけないほど、クソな本なんだな…など、自己嫌悪まみれになります。
その本は結局、次のイベントに出すこと無く嘘の完売告知をした後、原稿データおよび在庫を全処分しました。
私の中では二度と読めない作品にも殿堂入りしてしまったり…
(そして、完売告知をすると、今までノーリアクションだった人が「欲しかったのに…」という更なる詐欺セリフを言う人間が現れるという地獄)
こういう経験をすると、サークルさんによっては本を出さなくなるかもしれません。
ですので、相手の本が興味ない場合は嘘の購入報告よりも、穏やかなスルーの方が数百万倍優しいです。
その人にとって興味ない・萎えな本でも、当人は命と萌えを使って作り上げた物なので、そのことを頭の隅に少しでも良いから置いておいて欲しい……
【3】後で感想送ります詐欺
後で感想を送りますね!
(後で送るって言っておけば角たたんやろ→そもそも読んでないので送ることは一生無い)
読むのが楽しみすぎすぎて、時間かかるかも!?
(義理で買って読む気ないけど、こう言っておけば相手も喜ぶだろ→一生読むことは無い)
同人サークルにとって、感想は何物にも代えられない活力源。
なんだかんだで、感想は欲しい!と感じている同人サークルは一定数存在します。
一応買ったけど、まだ読んでない(ぶっちゃけ、読む気ゼロ)のに「感想送りますね」は、その場しのぎになるかもしれないものの、サークルさんの精神を蝕む呪いの言葉となるのをお忘れなく。
「もったいなすぎて読むのに時間がかかってしまう」と言いながら何度も「こんど感想送ります」という方とやり取りしたこともありますが、長編物や、やむを得ない事情(引越しやお仕事など)が無い限り、ガチで楽しみにしてた本は早く読み終える物だったりします。
言った張本人は「他の人から感想を貰ってるだろうし、自分の言葉なんてそんなに覚えてないだろ」くらいかもしれませんが、そんなことありません。
そこには必ず期待が発生し、次第にモチベーションダウンに繋がっています。
因みに、感想送りますね詐欺をしつつ、他のサークルさん(本当に興味ある相手)にガッツリ感想を送っている様子をTwitterなどで無意識に見せつけると、効果は更に抜群!!!!
最悪、心が死にます。
一定数の同人作家さんはこの『感想送ります詐欺』は経験済みなものの、じわじわと同人的生命力が削られるため、本当にやめて欲しい行為だと個人的に感じております。
相手の同人誌に対して感想を送る予定がなかったり、ぶっちゃけ義理で買った場合は、無理に感想を送りますとは伝えないで「イベントお疲れさまでした!」程度の言葉をかければ十分ですし、それで相手がもっと反応しろ!と怒り狂った場合は、相手がアレというわけで。
【まとめ】無理に聞こえのいいことは言わないほうが良い
同人サークル時代、感想送ります詐欺は、数え切れぬほど受けていましたが、買いました詐欺をくらった際は結構きつかったです。
リアル生活の「行けたら行くね」に通ずるものがありますが、興味無いときは本当、無理に反応して欲しくないのが本音です。
0から0(元々期待値が0→結果が0)ならまだしも
100から0(期待を抱いて裏切られる意味で0に転落)は本当にきついという理由で。
(趣味でやっている行為でされると尚更……)
ただ、一般参加者(買う専門)の方サイドからすると、今までのように気になる時だけ反応もしずらい世の中なのかな…と思わずにはいられない心情です。
中にはTwitterやPixivで、反応が少ないと、声を荒げて怒りを発信してしまう同人サークルさんがそれなりにいらっしゃるのも現実だったり。
ですので、サークル側も、〇〇しますね!と言ってきた相手に対して過度な期待をしないように心がけるべきなのかなとも感じます。
(本当に来たらラッキー程度に抑えておく・相手の〇〇します詐欺があまりにもうざかったら距離を置くなど←Twitterでいうと、ミュートで存在を消したりするのも手だと思います)
フリじゃないよ!
〇〇します詐欺は悲しみしか生まないので、今日から発するのをやめると幸せになる人が増えるかも!?
同人サークル側は
- 相手の〇〇します、な反応をもらった際、それに依存しすぎない
→仮に買います・感想送りますと言われても来たらラッキーくらいにしておく - 過剰に周囲からの反応を煽らない
(反応を貰おうとして誘い受けアピールしない)
→相手の〇〇します詐欺発生の元になるので
一般参加者・買い専側は
- 興味ない本に対して場合は無理に反応しない
→地雷カップリングや苦手or知らないジャンル本を付き合いで買う必要は無い - その場限りの〇〇します詐欺台詞は相手を傷つけるだけで、ベストコミュニケーションではない
を心にとめておくと、同人活動が楽しくなる(苦しくなくなる)のかなと思います。