【アプリ】SNSマナーを学べる炎上誘発ゲーム「炎上なう」が終始、飯ウマな件

「炎上なう」は、超有名SNS・Twitterをパロった『Tmitter』に登録している主人公が相互フォロワー（友達）に巧妙な返信をし、炎上（痛い発言をし、ネット上で他人から非難される）させていく珍しいゲームです。

ゲーム画面はほぼ、Twitterなので、現ユーザーはもちろん、未体験者は、疑似的なTwitter生活を楽しめます。

このゲームの醍醐味は、なんといっても意図的に相手の心理を誘導して炎上させ、飯ウマさせること。

炎上させた後は、相手がどんな風に炎上し、周囲からどう批判されてるかも分かり、かなり作り込まれてます。
（どんな風に炎上するかはクリアしてからのお楽しみ）

現実では、いかに相手が痛くても炎上させるのは至難の業であり、こちらにも飛び火が来る可能性があるものの、ゲーム上なら問題なし！

ガンガン煽ってタイムラインを焼け野原にしましょう。

 

【2】本当にいそうなイラっとするキャラクターたち

炎上対象の人物は全員超個性的。
そして、実際にいるわこいつ！感がすさまじいです。

通常の呟きからも、じわじわと他人をいらつかせるツイートを息を吐くようにしているので、炎上のしがいがあります。

以下、登場キャラの特徴を管理人の主観でご紹介。

■ケンヤ
SNSで注目されることで承認欲求を満たしている受験生。
主人公には友好的ですが、Tmitterでは全方位に対して批判を平気で書いたり、つねに拡散に繋がるネタをさがしたりなど典型的なSNSを与えたらいけない系男子。
2chやったら、すぐ毒されて●●叩きやりそう（突然の偏見）
炎上させると華麗に自爆してくれます。
ケンヤのプロフィール写真には、男子が2人写っていて、どっちがケンヤなんだろう？と長年疑問でしたが、製作会社様のTwitterによると、左の眼鏡くんがケンヤらしいですね。
右のイケメン、とんだ、とばっちりやん……

■ゆずぴょん＊゜
自撮り大好きな自分大好き系女子。
ガツガツと自撮り写真をアップしては、自分の事を可愛くない・デブなど自虐しつつ、少しでも批判的なリプライを貰ったり、本当に可愛くないと言われると、秒で機嫌を損ね、ブロックかましてくる超面倒なタイプ。
お菓子の写真をアップする時でさえ、さりげなく自身の指とかを映して褒めて貰おうとするのを見て、こいつ、インスタ向きじゃね？と思ったのは私だけではないはず。
炎上させると、無関係な周囲をまきこんで燃えてくれます。
こういう子って人の痛みが分からないんだろうなあ……

■ヤスヒロ
ケンヤとは別次元かつ、凶悪なイキリ系ヤンキー。
ヤスヒロもケンヤ同様、主人公にはとある理由で友好的なものの、言葉の所々から「めんどくささ」と「DQNさ」がわき出ており、彼の姫（カノジョ）であるリカの苦労が想像に難しくない状態。
最初こそ、恋人との惚気を微笑ましく語ってくれるが、段々と雲雪が怪しくなり……
炎上させると彼の異常な暴力性などが曝露されます。
言ってることがアレなのに顔文字がセットでついてるのが余計に恐怖でした。
彼のエンドについては、あえて炎上させた方がグッドなのかもしれない（某キャラの将来的な意味で）

■りんごジャム
インターネットお絵かきマン。
下手ですみませんとか言いつつアップしちゃうところがアレですよね……
で、何だかんだで注目されたい奴。
いるいる！！！！この数年間で数えきれぬほど見たわ。
どうせ反応少ないと誘い受けお気持ち表明して消すんだろ！！！！
炎上させると、彼女の絵に関する秘密が暴露されますが、これは実際かなりありそう。
ちなみに、彼女にブロックされるエンドは、創作経験者でないと初見殺しとの噂が。
（自分の周囲では結構な人数がブロックされてました。りんごジャム、つよいもとい、めんどくせえ……）

■JUN
Tmitter上で、女性から絶大な人気を得ている爽やか系イケメン。
紳士的かつノリも良いので、タイムラインに現れただけで黄色い声（呟き）が舞う始末。
JUNとそれなりに交流していた主人公は、彼から「会ったことの無い女性との恋愛」について相談され……
炎上させるとJUNの正体が分かりますが、リアルにありそうな事件性的ケースでゾッとしました。いや、むしろあったな。
正体を知っている前提でJUNと会話すると中々のホラーになるので、個人的には炎上→ノーマル（非炎上）の順でクリアして欲しい。
こいつ、非炎上ルートでもやらかしてる可能性あるよね。

【3】本当にTwitterをしているかのようなシステム

炎上なう、ではキャラクターとTwitterでいうリプライ（返信）を送り合うことでシナリオが進んでいきます。
（返信は、シチュエーションによって返ってくる時間がマチマチ。課金で即返ってくるようにすることも可能）

相手が調子に乗ったり悪ノリする選択肢を選ぶことで炎上エンドが目指せ、逆に炎上を防ぎたい時は、相手の気持ちを適度に収める選択肢を選ぶ必要あり。

好きなように調理してしまいましょう。

例えば、ケンヤ（SNSに侵食され、イキりデビューし、常にネタ探しに嵌ってるクソ眼鏡学生）との会話は、彼の呟きがバズった（たくさんの人に拡散された）ことを知り……から始まります。

 

一番最初の選択肢では、呟きがバズったことについて、返信をする状態なのですが、「あっ！人気Tmitter民のケンヤくんだ！」を選ぶことでケンヤの満足度があがり、更なる承認欲求のため、ネタ探しをする展開に。

「Tmitterばっかやってないで勉強しなさい！」にすると、ケンヤは少しだけ我に返り、自重します。

基本的に炎上させるのが目的なためか、キャラクターが全員アレな奴なせいか、注意の仕方によっては、相手に嫌われブロック（お互いにメッセージを送れなくなってしまう）されてしまう結末も。

地雷を踏まずに、気持ちを抑えさせることが、炎上を防ぐよりも難しいのが何とも皮肉な仕様です。

一通り炎上させた後の追加シナリオも必見！

登場キャラクターを全員炎上させると2つの追加シナリオをプレイできます。

1つ目は謎の人物との会話。
2つ目は超有名人とまさかの会話。

どちらもネタバレ無しでプレイした方が楽しめるかと思うので詳細は伏せますが、1つ目については自分自身の考えや晒しの怖さを味わうことができます。

2つ目は「ああ、確かに炎上に縁のある人だよな」と笑いつつもベストエンドはほっこりしますので是非どちらもプレイしてみてください。

【感想】SNSの怖さを笑いながら学べる良ゲー！

とんでもなく濃く、学べることが多いゲームでした。

Twitterマナーの勉強にもなるので、これからSNSに足を踏み込む方にはやって欲しいと願わずにはいられません。

ケンヤみたいな承認欲求拗らせすぎて…は年齢問わずいそう。
彼については、通常の呟きでもかなり他人を特定できる範囲でディスってたので、今回のことがなくても、社会的制裁を受けてそうな気もするんですがね。

因みに、自分だけかもですが、オタク界隈では、りんごジャム系および、りんごジャムとゆずぴょん＊゜のハイブリッドをよく見かける印象。
そして場合によっては、JUNみたいなのに目をつけられるというホラー展開よ……

JUNは某●い手事件で似たようなのありましたね。
インターネットの写真は、何もしなくても10万稼げる系の広告レベルで信用してはいけない。

ヤスヒロみたいなタイプにはあまりあったことない（管理人が陰の者だからそもそも、交流すらないよ！）のですが、常識が欠けていてそれに気づかず他人に迷惑をかけるあり様は、じわじわと恐怖感を抱きました。
リカちゃんの安否やその後が非常に気になります。

追加（隠れ）シナリオについては、伏せますが、どちらもメイン5人に負けず凄い展開なので、こちらも含めてコンプリートして欲しい！
片方のDM合戦は、なんかリアルというか、誰かの実体験なのかなあ…と邪推してしまいました。

因みに、タイムライン（キャラクターたちの通常の呟きが見れたりする画面）では「SEEC Inc. （炎上なうの開発会社）」が出したゲームのキャラが登場し、他ゲームもやりたくなるという仕様も。

因みに、私は炎上なうで「健康的なオタサーの姫」が気になってプレイしましたが、かなりニヤニヤできる神ゲーでした。
ギャグとラブコメの度合い加減が最高……！